孫子の兵法の最近のブログ記事

百戦錬磨の名将達が座右の銘とした「孫子」。現代にも通じる深い人間心理の洞察と勝ち残りの戦略について学ぶ。

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戦わずに勝つ「頭の使い方」

≪上兵ハ諜ヲ伐ツ。ソノ次ハ交ヲ伐ツ。ソノ次ハ兵ヲ伐ツ。ソノ下ハ城ヲ攻ム。城ヲ攻ムルノ法ハ、ヤムヲ得ザルガタナメリ≫
〔訳〕最高の戦い方とは、事前に敵の意図を見破ってこれを封じることである。これにつぐのは、敵の同盟関係を分断して孤立させること。第三が戦火を交えること。そして最低の策は、城攻めに訴えることである。城攻めというのは、やむなく用いる最後の手段にすぎない。

出典:「孫子の兵法」がわかる本 守屋洋 三笠書房

孫子は「最高の戦い方とは、事前に敵の意図を見破ってこれを封じること」としています。それとは少し違うかもしれませんが、国益を損なうような危険な法案が国会に提出されようとしていた場合は、いちはやく国民に周知して反対運動を起こし潰さなくてはなりません。日本には外国の代理人みたいな政治家が多すぎて(特務ファイルの威力か?)外国人参政権などがゴリ押しされようとしていますが、これを防ぐことができれば敵の意図を封じ込めたといえるでしょう。アメリカから日本への年次改革要望書などものらりくらりとかわしていければいいのですが。また敵の同盟関係に楔を打ち、孤立させることも戦いとしては上策のようです。


"孫子の粘り腰"---ー逆転勝利をつかむための兵法

≪小敵ノ堅ハ、大敵ノ擒ナリ≫
〔訳〕味方の兵力を無視して強大な敵に戦いを挑めば、あたら敵の餌食になるばかりだ。

出典:「孫子の兵法」がわかる本 守屋洋 三笠書房

十倍の兵力なら、包囲する。五倍の兵力なら、攻撃する。二倍の兵力なら、分断する。互角の兵力なら、勇戦する。劣勢の兵力なら、退却する。勝算がなければ、戦わない。

これが孫子の考え方だそうです。自分たちと敵の戦力を比較し、柔軟に対応しなくてはならない。劣勢の兵力なら退却せよとありますが、勇猛果敢に玉砕の道を選ぶよりも賢明です。歴史を振り返るとアレシアの戦いなどは、僅か五万のカエサル軍が三十万(諸説あり)ともいわれるガリア軍を包囲して勝利を収めましたが、常識を覆す恐るべし戦術だったといえるでしょう(続く)

福島 拝

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なぜ長期戦は避けなければならないのか

≪兵ノ拙速ヲ聞クモ、イマダ巧ノ久シキヲ賭ザルナリ≫
〔訳〕短期決戦に出て成功した例は聞いても、長期戦に持ち込んで成功した例は知らない。

 戦争はできるだけ回避し、別の手段で目的を達するようにつとめる。万やむを得ず戦う場合も、長期戦は避けて短期収束をはからなければならない。これが「孫子」の認識である。戦争指導者のよしあしは、この一点にかかっているといってよいかもしれない。


どんな名将もここを押さえられなければ命取り

≪智将ハ務メテ敵ニ食ム≫
〔訳〕知謀にすぐれた将軍は、糧秣を適地で調達するように努力する。

 戦争の勝敗を決定するカギの一つは、食糧や物資の補給能力である。これは現代も昔も変わらない。

出典:「孫子の兵法」がわかる本 守屋洋 三笠書房

「戦争のプロは兵站を語り、戦争の素人は戦略を語る」とまでいわれています。戦争の勝敗は補給にかかっているといっても過言ではありません。大日本帝国も補給を軽視したために大敗を喫してしまいました。

ちなみにロジスティクスの定義は「多くの人間と装備が関与する場合に、複雑な作戦を成功させるために必要とされる実際的な機構」(オックスフォード辞典)だそうです。現代の軍隊は補給に関するシステムも日々改善され、ハイテクを駆使しより合理的になっているのでしょう。

「『孫子の兵法』がわかる本」では、項羽と劉邦が激突した「楚漢の戦い」が取り上げられています。はじめは精強な軍団で劉邦を圧倒していた項羽が滅ぼされたのはなぜか?色々な要因があるでしょうが、ポイントのひとつとして劉邦は敗れるたびに後方から食糧や物資や兵員の補給を受け容易に戦線を立て直すことができていたそうです。さらに項羽は押さえていた莫大な食料庫を劉邦に奪われ、食糧の調達に苦しみ、次第に戦力を低下させていきました。補給問題が両者の明暗を分けたことになります。

どんな名将も補給を続けることができないと、戦いに勝つことは不可能なのです(続く)

福島 拝

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名将・勇将ほど、事に当たって慎重になる


≪兵ハ国ノ大事ニシテ、死生ノ地、存亡ノ道ナリ。察セザルベカラズ≫

〔訳〕戦争は国家の重大事であって、国民の生死、国家の存亡がかかっている。それゆえ、くれぐれも慎重に対処しなければならない。

出典:「孫子の兵法」がわかる本 守屋洋 三笠書房

「孫子」では武力を行使して戦いに勝つことを愚策以外の何者でもないとしているようです。例え百戦百勝であっても、戦いの度に犠牲が生じていきますし国家の負担も増大していきます。それゆえに、戦わないで勝つことを理想としています。そこが他の兵法とは一線を画しており、現代でも「孫子」が読み継がれている由縁ではないでしょうか。

現代では核兵器という抑止力があるために世界規模での戦争は不可能になっていますが、その代わりとしてプロパガンダ戦争、マネー戦争、情報戦争などへと戦場がシフトしていっているようです。インターネットの世界でも、いま小沢幹事長の応援団による壮絶な検察批判が展開されています。窮地に陥る小沢氏への援護射撃ですね、無駄骨に終わると思われますが。

戦争には国家の存亡がかかっています。日本は太平洋戦争で敗れてしまったために悲惨な目に遭いました。大日本帝国は分割されましたし、戦勝国の傀儡による代理支配が続いているようです。戦わずして勝つにはどうすればいいか、また国家存亡の危機へと陥りそうな戦争をどうやって避けるか、指導者には重い責任が課せられています(続く)

福島 拝

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福島


大塚


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